のびやかに
豆この重ね
建具からヒントを得て模様を組みました。
いろいろ足したくなるのを
グッとこらえて、シンプルに。
のびやかな雰囲気に仕上げました。
こぎんの刺し手としては、
密な柄を刺したくなるし、
その方が強度の面でも良いのでしょう。
でも、「美しい!」と感じた建具の雰囲気を、こぎんに落としこみたかったのです。
あーでもない、こーでもないと、
何度か試刺しをして、ここにたどりつきました。
この柄の のびやかさ、とても気に入ってます。
閉塞感にみちみちている世の中だからか、
抜け感のある柄にホッとします。